3歳からバレエをならせるのは早い?バレエは習わせる適正年齢
「3歳からバレエを習わせるのは早いのかな?」「バレエは何歳から始めるのがちょうどいいんだろう?」と迷う方は多いのではないでしょうか。バレエは姿勢や柔軟性、リズム感を育てやすい習い事として人気がありますが、始める年齢によってレッスン内容や向き合い方は少し変わってきます。
3歳からバレエを始めること自体は、決して早すぎるわけではありません。ただし、この時期は本格的に技術を身につけるというより、音楽に合わせて体を動かしたり、先生のまねをしたり、バレエの雰囲気に楽しく親しむ段階です。まだ集中力や体の使い方が発達途中なので、無理に正しいポーズを覚えさせようとするより、「楽しい」と感じられることが大切です。
一般的には、3歳〜4歳ごろはバレエに慣れる時期、5歳〜6歳ごろになると少しずつレッスンらしい内容にも取り組みやすくなります。小学生から始めても遅いわけではなく、理解力がある分、先生の説明を聞いて上達しやすい子もいます。
この記事では、3歳からバレエを習わせるのは早いのか、バレエを始める適正年齢、年齢別の始め方や注意点をわかりやすく紹介します。


3歳からバレエをならせるのは早い?
3歳からバレエを習わせることは、決して早すぎるわけではありません。実際に、幼児向けのバレエ教室では3歳ごろから受け入れているところも多く、音楽に合わせて体を動かしたり、先生のまねをしたりしながら、楽しくバレエに親しむレッスンが行われています。
ただし、3歳のバレエは、大人がイメージするような本格的なレッスンとは少し違います。正しい姿勢や細かい足のポジションをしっかり覚えるというより、まずは「音楽に合わせて動く」「先生の話を聞く」「お友達と一緒にレッスンを受ける」といった経験を積む時期です。
3歳はバレエに楽しく慣れる時期
3歳ごろの子供は、まだ集中力や体の使い方が発達途中です。気分によってやる気に差が出たり、途中で飽きてしまったりすることもあります。そのため、この時期から始める場合は、上達を急ぐよりも、バレエの時間を楽しいものとして感じられるかを大切にしましょう。
3歳のレッスンでは、音楽に合わせて歩いたり、ジャンプしたり、先生の動きをまねしたりする内容が中心になることが多いです。バレエの基礎につながる動きを、遊びのように取り入れながら、少しずつレッスンの雰囲気に慣れていきます。
無理に正しいポーズを求めなくてよい
3歳児は体が柔らかい時期ではありますが、無理に開脚をさせたり、きれいなポーズを強く求めたりする必要はありません。小さいうちは、体を動かす楽しさや、音楽に合わせて表現する楽しさを味わうことが中心です。
親が「せっかく習わせるなら、早く上手になってほしい」と思いすぎると、子供にとってバレエが負担になってしまうこともあります。まずは、レッスンに通うこと自体を楽しめているか、先生やお友達と一緒に過ごせているかを見てあげましょう。
早く始めるメリットもある
3歳からバレエを始めるメリットは、早い段階からリズム感や姿勢への意識、体を使って表現する楽しさにふれられることです。音楽に合わせて動く経験は、バレエだけでなく、ほかのダンスや運動にもつながりやすくなります。
また、レオタードやバレエシューズを身につけることで、子供の気分が上がることもあります。「可愛い衣装を着てレッスンに行く」というだけでも、3歳の子供にとっては大きな楽しみになります。
子供によってはまだ早い場合もある
3歳から始められる子もいますが、すべての子にとってちょうどよいとは限りません。親から離れるのが不安な子や、先生の話を聞くのがまだ難しい子、集団の中で過ごすことに慣れていない子は、レッスンが負担になることもあります。
その場合は、無理にバレエ教室へ通わせ続けるより、親子クラスやリトミック、体を動かす遊びから始めるのもよいでしょう。少し成長してから始めたほうが、楽しく続けられる子もいます。
3歳から始めるなら楽しさ重視で考える
3歳からバレエを習わせるなら、「本格的に上達させる」というより、「バレエに楽しく慣れる」くらいの気持ちで始めるのがおすすめです。
子供が笑顔でレッスンに参加できているか、先生の雰囲気が合っているか、無理なく通えそうかを見ながら判断しましょう。早く始めることよりも、子供がバレエを好きになれるかどうかが、長く続けるうえでは大切です。
プロバレエダンサーはいつからバレエを始めたのか
- 世界のプリマ・バレリーナ―として有名な森下洋子さんは「3歳」から
- 世界三大バレエ団の一つ、英国ロイヤル・バレエ団にて、最年少のソリストに昇格した熊川哲也さんは「10歳」
- Shall we ダンス?で有名な草刈民代さんは「8歳」
- ローザンヌ国際バレエコンクールで優勝(スカラシップ賞)した吉田都さんは「9歳」
- ローザンヌ国際バレエコンクールで2位に輝いた前田紗江さんは「7歳」
- 4年に1回アメリカにて開催されるジャクソン国際コンクールで金賞に輝いた加瀬栞さんは「3歳」
このように、プロのバレエダンサーの中でも、バレエを幼少期から始めた方はあまり多くありません。
つまり、早く始めたからと言って、必ずしも良いとは限らないことがわかります。
プロのバレエダンサーのバレエを始めた年齢を見てわかる通り、バレエを始めた年齢は皆さん10歳以下です。
バレエを始めるのはお金に余裕があれば0歳からでも全く構いません。ですが、始めるのは遅くとも10歳前後までが良いと思います。
その理由は、子供の運動神経系の発達の時期が関係しています。
人間は、この世に生まれてから5歳くらいまでに約8割の神経系が成長をします。そして、12歳までにほぼ10割が完成されます。そして、運動神経系の発達を見てみると、9歳~11歳までが一番運動神経系が伸びる時期とされています。
この時期は、ゴールデンエイジと呼ばれており、自分が思ったように身体を動かすことができるようになる年齢と言われています。
そして、ゴールデンエイジの前の3歳~8歳の時期を、プレゴールデンエイジと呼び、この時期は運動の基礎能力を身に付けるのに適していると言われています。
ゴールデンエイジを過ぎた12歳~14歳までの時期は、ポストゴールデンエイジと呼ばれ、運動神経系の成長はあまり著しくは伸びません。
つまり、運動神経の能力が著しく伸びる、ゴールデンエイジにバレエを始めれば、バレエの技術やセンスはどんどん磨かれていきます。
そして、この年齢であれば、小学校に上がったことで集中力が身に付きますし、負けん気やヤル気、ガマン強さも付いてきますので、何を始めるのにも適しています。
プレゴールデンエイジからバレエを始めれば、今後の運動能力の基礎となるセンスを磨くことができます。
この時期からバレエのレッスンを受けていれば、ゴールデンエイジから始めた子供よりも、基礎運動能力は養われますので、有利に働く可能性がありますね。
これらのことから、バレエを始めるのは、ゴールデンエイジと呼ばれる9歳~11歳までが適正年齢であり、プレゴールデンエイジの3歳から始めることも有効だと言えます。
バレエを習うメリット
バレエを習うことで、子供にとって様々なメリットがあります。
最後にこのメリットについて紹介していきます。
礼儀が身に付く
バレエを見た方ならお分かりの通り、最初と最後に必ず「レヴァランス=おじぎ」をします。バレエは、空手や剣道などの武道と同じく、礼儀を重んじるスポーツです。
バレエを通じて、教えてくれている先生、一緒にレッスンを受けている仲間、バレエを習わせてくれる親に対して感謝の気持ちを持てる子供に育ちます。
集中力が養われる
バレエでは、様々なテクニックを学び、実践します。先生の指導をシッカリと聞き、集中して動作を行わなければケガにつながります。ですから、バレエを続けることで、自然と集中力が養われるのです。
この集中力は、他のスポーツや勉強にも活かされる能力です。
表現力が培われる
バレエを人前で踊る際には、自分自信の最高のパフォーマンスを披露することを目標としています。これは、自分自信を、最高な状態で表現することです。
バレエを続けることで、自分を表現する能力が、どんどん培われ、自分に自信を持てる子供に育ちます。
これからの時代は、ただ勉強ができるだけの人間よりも、自分自身を表現でき、他者とのコミュニケーションがとれ、議論を交わせる能力のある人間が求められています。
バレエを続けていれば、これらの能力が自然と身に付きますので、これからの時代に求められる人間へと成長するハズです。
3歳からのバレエは子供のペースに合わせて始めよう
3歳からバレエを習わせることは、早すぎるわけではありません。ただし、この時期は本格的に技術を身につけるというより、音楽に合わせて体を動かしたり、先生のまねをしたりしながら、バレエに楽しく慣れていく段階です。
大切なのは、きれいなポーズができるかどうかよりも、子供が「楽しい」「また行きたい」と感じられることです。無理に上達を急がせると、バレエそのものが負担になってしまうこともあります。
3歳から始める場合は、レッスンの雰囲気や先生との相性、親から離れて参加できるかを見ながら判断しましょう。子供が笑顔で通える環境を選べば、バレエを好きになるきっかけになります。
