一昔前までは、卓球部=地味というイメージがありましたが、張本選手や伊藤美誠選手などの活躍で卓球も野球やサッカーに劣らないぐらいの人気スポーツになってきています。
卓球ブームの影響で、子供に卓球を習わせる親御さんが急増しています。
卓球を習わせる上でラケットとシューズは必須になりますが、ここでは子供向け卓球シューズの選び方について記事にしていきます。
目次
適正なサイズを選ぶ
子ども用の卓球シューズを選ぶときに一番重要なのは、本人の足とシューズのサイズがしっかりと合っているかです。
これは、卓球シューズに限らず、全ての靴選びに言えることですが。
靴のサイズが大きい場合は、足が靴の中で遊んでしまいますのでケガの原因となります。
一方、靴のサイズが小さい場合は、指が靴に当たりますので、こちらもケガの原因となります。
では、適正なサイズはどのようにして選べば良いのでしょうか。
かかとを合す
シューズを試し履きするときには、まず、かかとをシューズのかかとに合わせることがポイントです。
そうすることによって、靴ずれを防ぐことができます。
立ち上がる
シューズを履くときには、ほとんどの場合椅子に座っていますよね。
ですが、卓球は立って行うスポーツですから、必ず立った状態で靴の感覚を確かめてください。
座った状態で試し履きをしたときにちょうど良いと感じた場合は、実際にはきつい状態です。
どうしてかというと、立ち上がると足に全体重がかかりますので、足が座ったときよりも大きくなるからです。
そして、立ち上がるだけでなく、いろいろな動きをしてみてください。足に違和感がある場合は、靴との相性が良くないと思われます。
つま先を確認
シューズの適正なサイズは、シューズの中で指先が適度に動かせることです。かと言って、動き過ぎるのもいけませんし、動かないのもいけません。
こればっかりは、子供の履いた感覚が一番正確ですので、親が確かめるのは少し難しいかもしれませんね。
親が確かめる場合は、シューズのつま先を指で押してみることです。
このとき、シューズの中敷きまで押せてしまった場合は、そのシューズは大きいです。
シューズの中指まで押せてしまうほど大きいシューズでは、プレー中、どうしてもかかとに重心がかかってきてしまいます。
これはパフォーマンスに影響を及ぼします。
逆に、つま先がきついシューズであった場合は、足の指の力を十分使えないので、パフォーマンスに影響がでてしまいます。
甲の確認
シューズを履いたときには、甲の部分もしっかりと確認する必要があります。
つま先のときと同じように、適度なゆとりがありことが望ましいです。ゆるくてもいけませんし、きつくてもいけません。
卓球シューズの種類を選ぶ
卓球シューズは、基本的に、クッション性のあるシューズか素足感覚のシューズかに分かれています。
まずは、これら2つについて紹介していきます。
クッション性のあるシューズ
卓球は地味なイメージがありますが、プロの試合を見る限り、前後左右にかなり動きのあるスポーツだということがわかります。
プレー中は激しい動きをしますので、足にはかなりの衝撃があります。クッション性のあるシューズは、これらの衝撃から足を守ってくれます。
素足感覚のシューズ
卓球に必要なのはフットワークですよね。
素足感覚のシューズは、かなり軽量ですし、屈曲性も高いため、フットワークが軽くなり、複雑な動きにも対応することができます。
それぞれのメリット
クッション性のあるシューズは、足への負担を軽減してくれますので、ケガを防げるメリットがあります。
また、疲れにくく、足が痛くならないというメリットもあります。
素足感覚のシューズは、とにかく軽いことが大きなメリットです。クッション性のあるシューズと比較しても片足当たりで20~40gくらい軽く作られています。
シューズが軽いと言うことは、その分フットワークが軽くなるというメリットがあります。
靴底が薄く作られていますので、まるで自分の足の平で地面を捉えているような感覚になりますので、パフォーマンスを上げることに活躍しそうです。
それぞれのデメリット
クッション性のあるシューズは、素足感覚のシューズに比べると重さがありますので、フットワークが若干重くなると言うデメリットがあります。
また、靴底は厚めにできていますので、地面を足の平で感じることができません。これは、パフォーマンスに影響するかもしれません。
素足感覚のシューズは、軽量化を目指しているため、クッション性はあまり期待できません。
ですから、クッション性のあるシューズよりもケガをする確率が高くなることがデメリットと言えます。
また、靴底も薄く作られているため耐久性が劣ることも挙げられます。
その他に注意すべきポイント
その他にも、シューズを選ぶ際にチェックするポイントがいくつかあります。
安定性
シューズを履いたときに、身体をしっかりと支えられている感覚があるものが望ましいです。
跳んでも、小走りをしても、足がしっかりと安定しているかを確認してください。
グリップ性
卓球は、走ったり、急激に止まったり、足を切り返したりと、かなり足を激しく動かすスポーツです。
ですから、シューズの靴底が、しっかりと地面をつかめるグリップ性が必要となります。
靴底のグリップ性がないと、ヒザに負担がかかってしまいますので、しっかりと確認をしてください。
通気性
靴の通気性は、ほとんどのスポーツで必要となる性能です。
通気性が悪いシューズを履いていると、マメができたり、水虫の原因となってしまいます。