藤井総太七段の活躍により、将棋に興味を持つ子どもが増えています。
大人であれば書物を読むなりして自分でルールなどを勉強できるのですが、子どもはそこまでしません。
ですので、興味を持った子どもには親自身が指導をすることをおすすめします。
指導するための知識がない場合には、子どもに指導がしやすい内容が書かれている書籍を活用すると効率が良いです。
そこで、今回は子ども指導がしやすいおすすめの書籍を5冊紹介していきたいと思います。
お勧め記事 子供用の将棋盤ならこれ!ルールを理解しやすい子供向けのおすすめ将棋盤3選
目次
子ども向け将棋本を選ぶときのコツ
まずは子どもにどの程度の将棋の知識があるのかが重要です。
全く初めての場合には、駒の特徴や使い方や基本的なルールなどが書かれている書籍を用意しましょう。
その際、子ども向けに書かれた書籍を選ぶと、指導がしやすくなります。
なぜなら、子ども向けに書かれた書籍は子どもが読んでも理解ができるように、書かれているからです。
簡単な言い回しや、子どもがわかりやすい言葉で書かれていれば、指導するのが楽ですよね。
また、基本的なルールなどだけではなく、実践編も書かれている書籍を選ぶのもコツです。
ルールなどは、割と簡単に理解できてしまうと思いますので、実践編が盛り込まれているとすぐにゲームを始めることができます。
ある程度将棋がさせるようになってきた子どもには、攻め方や守り方など、効率的に勝てる内容が書かれている書籍を選びましょう。
わかりやすく、勝てるコツが書かれているものがおすすめです。
親が子どもに指導をするための書籍ですから、子ども向けにイラストがたくさん書かれている書籍や、マンガで説明をしている書籍である必要はありません。
子ども向けのお勧め将棋本を5冊紹介
それではさっそくおすすめの書籍を紹介します。
羽生善治のやさしいこども将棋入門-勝つコツがわかる5つのテクニック
- 羽生善治九段が監修
- 将棋が初めてのお子さんにピッタリ
- 勝てるコツがわかりやすく解説されている
将棋界のプリンス羽生善治九段が監修。そして、長年子どもに将棋を指導している指導棋士の小田切秀人五段が執筆しています。
子ども指導に長ける筆者であるため、子どもに将棋を教えるコツがわかりやすく書かれており、教えるには最適な内容となっています。
「進む」「取る」「成る」「詰める」「守る」の5つのテクニックが紹介されていますので、勝てるコツを教えることができます。
やさしいこども将棋入門 どんどん強くなる
- 将棋棋士である中原誠氏が監修
- ルールから実践までが盛り込まれている
- 将棋の面白さを伝えられる
十六世名人、永世十段・永世王位・名誉王座・永世棋聖の5つの永世称号を保持している中原誠棋士が監修しています。
将棋の歴史や、駒の名前や動きなどの基本的な説明から書かれていますので、初心者の子どもに教えるのにはもってこいです。
また、駒1つ1つの特長や、効率的な活用方法などを詳しく説明していますので、実践に役立てることができます。
ルールから実践までを盛り込んでいますので、この1冊である程度の技術は身に付きます。
お父さん、お母さんが子供に教える将棋入門
- 将棋に関する書物に長年携わっている沼春雄氏が執筆
- 入門から、最終的には勝てるようになるまでを指導
- 親向けに執筆されている珍しい書籍
筆者自信もかつては将棋棋士として活躍をしており、引退後は将棋連盟編集部に在籍をし、多くの将棋関係の書物の編集長を務めていました。
将棋の指導方法のノウハウを熟知した筆者が執筆した書籍であるため、子どもに指導するのにおすすめです。
駒の使い方や特徴などの基本的な情報から、ルール、実践法までが書かれています。
子ども指導のための、親向けの書籍はあまりありませんので貴重です。
脳をやわらかくする先崎学の子ども将棋
- 基本的なテクニックが書かれているので初心者でも安心
- 将棋に興味が持てるようなこぼれ話も記載
駒の特徴や使い方、基本的なルールなどがしっかりと書かれていますので、初心者の子どもを指導するのに役立ちます。
将棋にまつわるおもしろい知識や、こぼれ話などの雑学が盛り込まれていますので、将棋への興味が深まります。
こども将棋強くなる指し方入門 どんどん力がつく
- 将棋棋士である中原誠氏が監修
- 基本的なルールがわかる子ども向け
基本的なルールや駒の動かし方がわかる子どもに向けた指導を行う際に役立ちます。
攻めや守りの方法や、効率的な戦い方が書かれていますので、実践に役立てることができます。
詰め方などはクイズのように書かれていますので、楽しみながら指導できる書籍です。
強くなるコツがしっかりと書かれています。
まとめ
今回紹介した書籍は、どれも将棋に関わりのある方が執筆したものや、監修をしているものです。
棋士によって戦い方のクセや特徴がありますが、今回紹介した書籍は入門編がほとんどですので、棋士の特徴で選ぶ必要はないと思います。
内容を見て、自分でも理解がしやすいと感じたものを選ばれると良いと思います。