3歳からバレエをならせるのは早い?バレエは習わせる適正年齢

バレエ3歳

子供に習わせる習い事で人気のバレエ。

バレエは何歳から習わせるのが良いの?そんな疑問を持つ親御さんも多いのではないでしょうか。

バレエは、早くから習わせた方が良いのか、何歳までに習わせれば良いのか、そんな疑問を調べてみました。

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3歳からバレエをならせるのは早い?

バレエは、3歳という幼児期から習わせるのはいかがなものでしょうか。

まずはこの疑問から調べてみました。

3歳はバレエの準備期間

結論から言うと、バレエをならわせるのに、早すぎることはありません。

世界のプリマ・バレリーナ―として有名な森下洋子さんが団長をつとめている松山バレエ団・バレエ学校では、0歳からのバレエレッスンがあるくらいです。

ただ、幼児期の子供には、バレエの技術的なレッスンをすることは難しいので、バレエを本格的に始める準備期間として捉えると良いでしょう。

3歳のバレエレッスンとは

幼児期の子供は、骨や関節がまだ完全に出来上がっていませんので、無理な動きをさせることで、正常な成長の妨げになってしまうこともあります。

ですから、この時期の子供には、柔軟体操や、音楽に合わせて楽しく身体を動かすなどのレッスンを行います。

本格的なバレエレッスンを始められるのは、一般的に小学校に上がってからです。どんなに小さい頃からバレエを始めていても、本格的なレッスンをするのは小学校に上がってからです。

つまり、小学校低学年から始めても、バレエを始めるのは全く遅くはありません。

ただ、幼少期から始めている子供のほうが、バレエに対する免疫ができていますので、技術的な飲み込みは早いでしょう。

バレエを始める適正年齢

3歳の子供はまだまだ様々なことに興味があるお年頃です。

バレエのレッスンはだいたい1時間はあります。このレッスン中、集中してバレエだけを行うことができるのかは疑問ですよね。ほとんどの子供が途中で飽きてしまうのではないでしょうか。

せっかく高い月謝を払っているのに、レッスンに集中できなかったらもったいないかもしれません。

バレエは、月謝がかかるものですので、経済的な面から言っても、あまり早くから始めると負担になるかもしれませんね。

ちなみに、「松山バレエ団・バレエ教室」では、

0~2歳児クラス
  • 週1回:9,720円 週2回:14,400円 週回:17,280円
  • 入会金:18,900円

となっています。

技術的なレッスンをするのは、小学校に上がってからですし、月謝のことも考えると、バレエの適正年齢は小学校低学年がベストなのではないのではないでしょうか。

プロバレエダンサーはいつからバレエを始めたのか

  • 世界のプリマ・バレリーナ―として有名な森下洋子さんは「3歳」から
  • 世界三大バレエ団の一つ、英国ロイヤル・バレエ団にて、最年少のソリストに昇格した熊川哲也さんは「10歳
  • Shall we ダンス?で有名な草刈民代さんは「8歳
  • ローザンヌ国際バレエコンクールで優勝(スカラシップ賞)した吉田都さんは「9歳
  • ローザンヌ国際バレエコンクールで2位に輝いた前田紗江さんは「7歳
  • 4年に1回アメリカにて開催されるジャクソン国際コンクールで金賞に輝いた加瀬栞さんは「3歳

このように、プロのバレエダンサーの中でも、バレエを幼少期から始めた方はあまり多くありません。

つまり、早く始めたからと言って、必ずしも良いとは限らないことがわかります。

プロのバレエダンサーのバレエを始めた年齢を見てわかる通り、バレエを始めた年齢は皆さん10歳以下です。

バレエを始めるのはお金に余裕があれば0歳からでも全く構いません。ですが、始めるのは遅くとも10歳前後までが良いと思います。

その理由は、子供の運動神経系の発達の時期が関係しています。

人間は、この世に生まれてから5歳くらいまでに約8割の神経系が成長をします。そして、12歳までにほぼ10割が完成されます。そして、運動神経系の発達を見てみると、9歳~11歳までが一番運動神経系が伸びる時期とされています。

この時期は、ゴールデンエイジと呼ばれており、自分が思ったように身体を動かすことができるようになる年齢と言われています。

そして、ゴールデンエイジの前の3歳~8歳の時期を、プレゴールデンエイジと呼び、この時期は運動の基礎能力を身に付けるのに適していると言われています。

ゴールデンエイジを過ぎた12歳~14歳までの時期は、ポストゴールデンエイジと呼ばれ、運動神経系の成長はあまり著しくは伸びません。

つまり、運動神経の能力が著しく伸びる、ゴールデンエイジにバレエを始めれば、バレエの技術やセンスはどんどん磨かれていきます。

そして、この年齢であれば、小学校に上がったことで集中力が身に付きますし、負けん気やヤル気、ガマン強さも付いてきますので、何を始めるのにも適しています。

プレゴールデンエイジからバレエを始めれば、今後の運動能力の基礎となるセンスを磨くことができます。

この時期からバレエのレッスンを受けていれば、ゴールデンエイジから始めた子供よりも、基礎運動能力は養われますので、有利に働く可能性がありますね。

これらのことから、バレエを始めるのは、ゴールデンエイジと呼ばれる9歳~11歳までが適正年齢であり、プレゴールデンエイジの3歳から始めることも有効だと言えます。

バレエを習うメリット

バレエを習うことで、子供にとって様々なメリットがあります。

最後にこのメリットについて紹介していきます。

礼儀が身に付く

バレエを見た方ならお分かりの通り、最初と最後に必ず「レヴァランス=おじぎ」をします。バレエは、空手や剣道などの武道と同じく、礼儀を重んじるスポーツです。

バレエを通じて、教えてくれている先生、一緒にレッスンを受けている仲間、バレエを習わせてくれる親に対して感謝の気持ちを持てる子供に育ちます。

集中力が養われる

バレエでは、様々なテクニックを学び、実践します。先生の指導をシッカリと聞き、集中して動作を行わなければケガにつながります。ですから、バレエを続けることで、自然と集中力が養われるのです。

この集中力は、他のスポーツや勉強にも活かされる能力です。

表現力が培われる

バレエを人前で踊る際には、自分自信の最高のパフォーマンスを披露することを目標としています。これは、自分自信を、最高な状態で表現することです。

バレエを続けることで、自分を表現する能力が、どんどん培われ、自分に自信を持てる子供に育ちます。

これからの時代は、ただ勉強ができるだけの人間よりも、自分自身を表現でき、他者とのコミュニケーションがとれ、議論を交わせる能力のある人間が求められています。

バレエを続けていれば、これらの能力が自然と身に付きますので、これからの時代に求められる人間へと成長するハズです。

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