子どもを英語に通わせたいけれど近場に教室がない、送り迎えの時間が取れないなどであきらめている方もいるのではないでしょうか。
最近では大人向けだけではなく、子ども向けのオンライン英会話のサービスも増えてきました。iPhoneやiPadがあればskypeを使ってレッスンを受けられるので気軽に始められそうですが、講師はどんな人か、時間や内容は、料金はと気になることもいろいろあります。
比較サイトや体験者の声などを参考に、子ども向けオンライン英会話についてまとめてみました。
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目次
時間は?子どもは集中できるか?
幼児英語教室は一コマ45分程度が一般的ですが、オンライン英会話は、一授業だいたい20分から25分で設定されています。
子どもが集中できる時間を考えると、このくらいがちょうどよいかもしれません。
先生とごあいさつをして、緊張がほぐれてレッスン内容に集中したり、先生とおしゃべりをしているうちにあっという間に終了してしまうでしょう。
幼児の場合はレッスンを予約した時間にちょうどぐずってしまうこともあるでしょうが、最近のスマートフォンやタブレットに慣れた子どもたちは、むしろそれらを持ち出すことで気持ちが切り替わり集中できるかもしれません。
また、英語教室では数名の生徒がいるため、45分と時間は長くても発話のチャンスは意外と少なく、もったいなく感じている保護者の方もいるでしょう。
その点オンライン英会話では時間が短くても先生の注意はずっとお子さん一人に注がれますので発話のチャンスをたくさん確保することができます。
先生はどんな人?
日本人講師もいますが、英語が堪能なフィリピン人女性や、海外在住期間が長いバイリンガルの学生などが多いのがオンライン英会話の特徴です。
各運営会社のサイトから講師のプロフィール、動画でのメッセージなどが見られます。英語ネイティブの先生が少ないことが気になるかもしれませんが、フィリピン人の英語力は定評がありますし、英語講師としての研修もしっかり積んでいると説明されています。
また、センターが置かれている地域は英語圏を対象としたコールセンターの拠点で、英語対応のための厳しい研修を受けたオペレーター経験者が多く在籍しています。
他にも、大学で看護や教育を専攻した人も多く、子ども対応が得意なホスピタリティあふれる講師と出会えそうです。
中には日本語が堪能な先生もいますし、何かあればすぐに日本語で対応できるスタッフがいる会社もあります。
残念ながら担当講師をつけるのは難しいため、お気に入りの先生ができても、講師のスケジュールと合わなければ続けて教わることはできません。
カリキュラムや教材は?
テキストはオリジナルのテキストを持っているところもあれば、Amazon等でも購入できる定番のテキストを使用しているところもあります。
担当制ではないため、一人の先生が同じ子どもをずっと指導することができません。そのため、幼児英語教室のように、目標に沿ったカリキュラムを期待するのは難しそうです。
しかし、オンラインのよいところは、会員ページが整備されており、生徒情報やレッスン内容、レッスン後の先生からのメッセージや評価なども引き継げることです。
そのため、先生が替わっても、生徒の学習歴や前回の内容を踏まえた授業をしてもらうことができます。
気になるレッスン料は?
各会社でコース設定があり、レッスン回数に応じた月額料金が表示されます。だいたい1レッスンあたり200円前後から高くても1,000円以下でマンツーマンの密度の濃いレッスンが受けられます。
教材等は別途かかりますが、送迎にかかる時間や費用を考えると、総合的に見てもお安く英語を始めることができそうです。
オンライン英会話はどんな子に向いている?
オンライン英会話が合いそうなケースについてまとめてみました。
人見知り、集中力が続かない
子どもですから、どちらも過剰に心配することではないと思いますが、集団で学ぶのが難しそうな場合は、オンライン英会話から始めてみるのもよいでしょう。
マンツーマンのレッスンでコミュニケーションに自信が持てたら、子ども英会話教室に行きたい気持ちが芽生えるかもしれません。
送迎は厳しいが、隙間時間を活用して子どもに英語を学んでほしい
仕事が忙しくて送迎できないお母さんやお父さんも、オンラインなら都合のよい時間を選べますし、自宅で家事をしながら子どもの学習の様子を見守ることも可能です。
習い事が多く、英語も習わせる時間がない
サッカー、水泳、バレーなど、他の習い事でスケジュールが一杯な場合でも、オンラインならお家で隙間時間を有効活用し、英語を習わせることもできます。
マンツーマンで子どもの会話のチャンスを増やしたい
オンラインなら一対一の会話が基本ですから、教室に比べて会話のチャンスも先生も独り占めできます。実践的な英会話力を子どもに身につけさせたい人におすすめです。
目標に合わせた学習を工夫したい
オンラインの場合は教室のようなカリキュラムはありませんが、逆に言えば自分たちの目標に合わせた指導をお願いすることも可能でしょう。
例えば英検Jr.に向けてリスニングの力を強化したいといった個人的な要望にも柔軟に対応してもらえるのではないでしょうか。
英会話教室とオンラインの併用で、学習の時間も幅も広げたい
教室とオンラインを併用すれば、それぞれのいいとこ取りで、英語学習の時間数も質もアップさせることができそうです。
最初は乳幼児や児童がオンライン学習で成果を出すのは難しいのではないかと思っていましたが、調べているうちに、学習の目的に応じた活用の可能性がたくさん見えてきました。
環境さえ整えばすぐに始められますので、気になる方は体験学習で様子を見てみましょう。