子供にピアノを習わせる時、誰もが頭を悩ませること、それはどのピアノ教室に子供を通わせるべきか、という点です。
これを間違えてしまうと、せっかく子供にピアノを習わせたのに、お金だけかかっただけで何の役にも立たなかった、ということになりかねないので、適当に選ぶわけにはいきません。
では、いったいどういう基準でピアノ教室を選べばいいのでしょうか。その基準を、これから4つほど紹介させて頂きます。
子供に習わせるピアノ教室の選び方
子供に合ったピアノ教室を選ぶ
子供にピアノを習わせる時、まず考えなければいけないことは、どの程度の技術を子供に習得させるかという点です。
プロを目指せる、一流の技術を習得させたいのか、そこまでいかなくても、そこそこピアノを弾けるようにしてほしいのか。
あるいは、ピアノはたいして弾けなくてもいいから、指先を器用に動かせるようにしてほしいのか。あるいは目標に向かって努力するということを覚えてほしいのか。
その目標によって、選ぶべきピアノ教室が変わってきます。
子供にプロになってほしいわけでもないのに、ピアノエリートに対して英才教育を行うようなピアノ教室に通わせてもろくな結果になりませんし、逆に、才能ある子供にピアノの腕をあげてほしいのに、基礎を教えるだけのピアノ教室に通わせるのもよくありません。
ですので、子供にピアノを習わせるなら、いったいピアノ教室で何を習いたいのか、そこをはっきりさせ、それにあった教室を選ぶことをお勧めします。
指導力のあるピアノ教室を選ぶ
ピアノ教室を選ぶ時、先生のピアノの上手さを基準に選ぶ人がいますが、実はこの選び方、間違っています。
なぜこの選び方が間違っているのか、その理由は簡単です。ピアノの上手い人が、うまく子供にピアノを教えられるとは限らないからです。
非常にうまくピアノを演奏してみせた後、子供に対して同じようにやってごらん、けどどうやったらそのように演奏出来るのか、細かく指導するわけではないというタイプの先生もけっこういますので、子供にピアノの技術を教えてほしいなら、懇切丁寧に指導してくれる教室を選んだ方がいいです。
ただし、これも子どもとの相性によっては逆効果になることもありますので、おおざっぱな子供に細かく指導する先生は相性が悪いです。
と言っても指導力の高いピアノ教室を見つけることはそう容易いことではありませんので、ネットなどでピアノ教室の口コミや評判を集めることはもちろんですが、自分の足でピアノ教室に行って体験レッスンを受けることもお忘れなく。
出来るだけ月謝の安いピアノ教室を選ぶ
ピアノ教室の月謝は、教室ごとに異なりますが、だいたい五千円から一万円程度ですが、これとは別に楽譜などを買わないといけないので、月謝以外にかかる費用って意外に多いです。
月謝が一時的な料金ではなく、毎月払うべきものであることを考えると、出来るだけ安いピアノ教室を選んだ方がいいです。
大手のピアノ教室より個人経営のピアノ教室の方が安いので、自分の子供に初めてピアノを習わせる場合は出来るだけ個人経営の教室を選ぶといいでしょう。
また、ピアノ教室の場合、ピアノの発表会でお金がかかることが多いので、発表会に出る場合、発表会出席のお金だけでなく特別な衣装を買うお金もかかります
教室を選ぶ前に、発表会の費用も考慮しておきましょう。
相手の目線に立って考えてくれるピアノ教室を選ぶ
ピアノの先生の中には、芸術家的な気質を持っている人がいます。
こういうタイプの人は、ピアノの演奏能力が高いかわりに、相手の目線に立って考えることをあまりしないので、何か問題が起きた時、面倒なことになります。
それでも、一流の技術を持った人にピアノを教えてほしいという場合話は別ですが、そうでないなら、この手の芸術家気質の先生がいるピアノ教室はやめておいた方が賢明です。
技術や指導力が拙くても、相手の目線に立って考えてくれる先生に教えてもらった方が、子供もストレスをためずに学ぶことができるので、そういう思いやりを持った先生がいるピアノ教室を選ぶことをお勧めします。