我が家には小学4年生の娘がいるのですが、とにかく算数が苦手です。
そんな時に知り合いから勧められたのが、算数の学力アップに特化した「RISU(リス)」
RISUはタブレットを利用した学習スタイルに特化しているので、飽き性な娘にも無理なく学習できると思い、一週間体験してみました。
お勧め記事 【体験談】幼児向けタブレット教材『RISU(リス)きっず』をお勧めする理由
目次
RISU(リス)を利用してみた体験談
Wi-Fi環境を整えて早速チャレンジ!
使い方はとてもシンプルで、タブレットを操作したことのある子なら比較的簡単だと思います。
まず最初にwifi環境だけ設定します。これは自動で自宅のWifiが出てきたので、あとはパスワードを入力するだけでした。コンピュータにそれほど詳しくはない人でも問題なく設定することはできます。
最初に簡単な操作方法が出てきて、その次に「実力テスト」を始めました。
このテストで現在の算数の能力をチェックしているようですね。テストでクリアできた課題はパスして進めていけるので、簡単すぎる問題を解き続けるストレスがないんです。
1つの画面に、問題は3~5問程度です。計算問題は空いたスペースに解いていきます。問題数が少ないので、十分に空きスペースにメモを書き込んでいけます。
タブレット型学習はとても便利
勉強するのはやっぱり紙がいい!紙のほうが勉強している感覚がある、と思っているのは親世代だけかも知れません。
最近ではタブレット型学習の通信教育も増えてきましたね。私は教材が延々と増え続けるよりも、タブレット内だけで完結する学習スタイルはスマートで良いなと感じます。
特に我が家ではリビング学習しているため、どうしても教材だと増えて乱雑になりがちです。子ども用の棚がありますが、こまめに整理していかなと増えてしまうんですよね。
その点、タブレットはこの本体と充電器を置くスペースさえあればいいのが、すっきりしていて良いですね。
ただ、タブレットの場合には紙のように書けるわけではないので、子どもによっては好き嫌いはあるかも知れません。通常、紙に書く時には紙面に手の側面を付けて書きます。
タブレットの場合、こうすると側面が触れている部分にも書いてしまいます。これがイライラする子には向いていないようにも思います。
タブレットのタッチパネルの感度も比較的良いように感じますが、最初に操作した時には「書きにくい」と子どもは言っていました。タブレットでの文字を書くのは慣れは必要そうに感じました。
私も実際にタッチペンで書いてみましたが、結構細い線が出るのでちょっとびっくりしました。ちょっと慣れは必要かなとは思いますが、タブレット自体に書き込めると便利ですね。
横で見ていて分からない問題があった時にも、問題文の上にささっと書いていくことができるので便利です。書くモードは上部にあるタブで切り替えることができて、えんぴつモードの時には「書く」、けしごむモードの時には「消す」操作ができます。
メモを全部まとめて消すボタンもついています。とにかく書きまくったあとに、さっと1ボタンで消せるのは簡単な操作性で楽しいと感じました。
子どもは色々書き味を試してみたり、消しゴムの使い方など色々試して楽しんでいました。
問題の出し方はどんな雰囲気?丸付けはどうするの?
RISUのタブレットは自習用の問題が入っています。つまり「学校で習ったことを反復して身に付ける」「学校よりももっと先を勉強していく」ということです。
RISUは先取り学習をしている児童もとても多いようですね。一般的な通信教育は今現在習っていることを学習はできるんですが、先取り学習には対応していないのがほとんどです。
RISUは子どもの進度に合わせて月の会費も変わりますが、子どものペースでどんどん自主学習を進めていけるのが一番の特徴ですね。
それじゃ、算数のワークでも十分じゃない?と思う人もいるでしょう。常に隣について勉強を見てあげられる自信があるのなら、ワークでも問題はないかと思います。
RISUは問題を解いた後、答え合わせまで自動的に行ってくれるんです。
子どもにワークを購入したことのある親御さんは多いかと思いますが、「丸付けがとにかく面倒!」だと皆言いますよね。私の周りのお母さんもそんな感じです。ワークの回答も子どもに渡しておけば、自分で学習していけますけどちゃんとやっているのか、回答を丸写ししているのかも正直分かりません。
またワークをするのはいいけれど、丸付けはお母さんにして欲しい!という子どもも結構いますよね。我が家も子どもはそんな感じで、自宅でワークが終ったら「丸付けしといてね~」ってよく言われます。
忙しいからすぐに丸付けできないと、子どもに怒られてしまいます。子どもが学校から帰ってきた夕方の時間は、母親は忙しい時間帯です。この時間に座って丸付けという5分程度で終ることが、なかなか毎日継続してできないもんなんですよね。
タブレット学習の最大のメリットはこの「丸付け」が自動で行われるという点です。
問題を解いたら「かいとうする」のボタンを押すだけですぐに正誤が判断される点ですね。タイムラグなく解いた直後に、間違ったかどうかが分かるので学ぶタイミング自体を逃しません。
そしていいなと思ったのが、間違っても「もう一度チャレンジ」を選べば、答えを確認せずに問題を解きなおすことが出来ます。どうしても分からない時には「間違いをチェック」を選べば、答えを確認もできます。
小4の算数の進度はどう?
我が家でRISUの小学生コースにチャレンジしたのは、算数に自信がない小4の娘です。いつも算数の宿題に時間が掛かりすぎていて困っていました。
解いているのですが、答えがあっているのか自信がないようでかなり時間をかけています。時にはプリント1枚に1時間もかかることがあり、遊ぶ暇もないじゃないと心配していました。
RISUはまずタブレット学習をする最初に「実力テスト」を行います。これで今まで習ってきた算数がどこまで出来ているのかが確認できます。
習っていない問題は実力テストの時点で「習っていない」を選べばスキップできます。最初から順番にやっていかなくてはいけないという訳ではなく、その子に合った場所から算数の勉強をスタートできるのがRISUの特徴です。
最初の実力テストでクリアしたスターテジには「テストでクリアずみ!」と出るのでスキップして進めていけます。心配な子は戻って学習することもできます。簡単すぎる問題からだらだらとやっつけていく必要がないのは嬉しいですね。
ステージを選択する画面では、すごろく的にステージが並んでいて、今クリアしている範囲で好きなステージから解いて行けます。
割り算が苦手だけと分数は好き、という子なら先に分数の問題を解いていくこともできます。嫌いな問題を後回しにして、得意な所を解いてということも可能です。
いくつかにルートが別れているので、できるステージ、興味が持てるステージから始められます。ちょっと心配していたのですが、ちゃんと小1から小3の問題はクリアできました。
なかなか下の学年までの復習をすることってないですし、今すでに勉強でつまづいている子だと「一体どこから理解できていないの?」と親も分かっていないことが多いのではないでしょうか。
今の小4の問題も「うちの娘は一体どこまで理解しているのか?」とちょっと気になっていた所だったので、実力テストをしてみてほっとしました。子どもの学習が、単元ごとにどれくらい出来るているのかどうかがチェックできるのは良いですね。
ただこの実力テストはRISUの受講を始める一番最初しかできませんので、学習したい本人が解く必要があります。うっかり他の兄弟が最初に解いてしまうと、本人のレベルが分からなくなっちゃいますね。
もしすでに学習が学校についていけていないという場合でも、RISUならその子に合ったレベルの問題からやっていけるのでそれは一般的な通信教育とは違ったメリットだと思いました。
完全に一人でも学習できるの?
出来れば自主学習は、子ども一人でできるのが理想です。RISUの問題文にはふりがながふってあります。
小4だと必要がない範囲でもふりがながあるのは、先取り学習も想定されているからだと思います。ステージの一番初めには、そのステージで取り組む問題について解説があります。
カラーなので重要なポイントは朱書きされていたり分かりやすい表示でした。問題文も丁寧に書かれているので、分かりやすいなと思います。
回答ボックスをタップすると、下に数字のバーが出てきます。四角が赤になっている時にそのバーの中から正しい数字を選んでタップするだけです。
間違えると星が三つもらえませんし、点数も表記されてしまうので完ぺきにクリアしたい子は100点になるまで頑張れそうです。間違っても「ブー」など嫌な音はしませんが、クリアできると感じの良い効果音が出ます。
回答できた時にはチャラーンと軽快な音が鳴るので、子どもが学習している隣で家事をしていても「正解したんだ」というのが分かります。
問題のボリューム
1つのステージには25問あり、その1つ1つに3~5問程度の問題が入っています。一つの単元につき100問近い問題を解けるということですね。
一緒にやってみましたが、1問はだいたい5分もあれば解けるような内容でした。小4の娘は先取り学習をしているわけではありませんが、学校で習っている範囲なら問題なく解いていくことができます。
学校の授業についていけなくてものすごく遅れているというわけではないのですが、RISUで少しでも先取りできたならもう少し心に余裕を持って授業を受けられるのではないかと期待してしまいます。
我が家はリビング学習ですので、私は子どもが宿題をする時間はできる限り一緒にテーブルに向かって過ごすようにしています。分からない時にはすぐに聞ける、困ったことがあっても対応してあげられるようにしています。
小4の娘は珍しくRISUだと楽しそうに算数を解いていました。自分が解ける範囲の問題だったこともありますが、楽しそうに回答しているのであまり口出ししないようにしていました。
間違えていた問題もありますが、自分で回答後の説明を読んでいました。間違えると問題によってヒントを見ることもできますので、完全に子ども任せでも使えるかなとは思います。私が隣についている間は、子どもだけでも問題なく進めることができていました。
ですが出来れば多少は隣で見てあげて、本当に理解できているのかチェックしてあげるほうが良いかなとは思います。
毎日ではなくても週末など時間の余裕がある時など見てあげると、どれくらい進められているかもよく分かりますね。
RISU(リス)を体験して良かったこと
ゲーム性があり飽きにくい
問題を解いていると、たまにカギがもらえます。これは何かなーと思っていたところ3つ集めたところでそのステージの「スペシャル問題」が出てきました。
通常の問題とは違って、お楽しみ問題のようなものです。算数ってパズルみたいなものですので、好きな子はより好きに、苦手な子が算数を好きになるというのがよく分かります。
私も試しに解いてみましたが、意外と難しくてあっさり間違えてしまいました。カギを貯めると解けるのですが、カギを貯めるためにはどんどん問題を解いていくしかありません。この策略にハマれば子どもはどんどん勉強を進めていってくれそうですね。
問題を解いていくと「がんばりポイント」が貯まるのですが、このポイントでもカギを交換することができます。
カギ以外に文具などと交換もできるのですが、このちょっとした楽しさが子どもにはちょうど良さそうです。もっとお遊び要素が欲しいという子もいると思うのですが、そういうのってわざわざタブレット学習に取り入れる必要はないと思います。
今は娯楽が多いですから、どうしてもご褒美が足りないという子には「タブレットで勉強したらゲームしていいよ」などというので良いと思うんです。
問題の出し方がちょうど良い
RISUは回答方法は単純で簡単です。算数なので国語の問題のように書き問題は必要ありません。
ただ計算を淡々と解くだけではなく、RISUの問題には文章題が多いです。文章をしっかり読まないと、分かっているのに間違えてしまうことがあります。計算問題でも、途中の式も書かないといけない問題がありますで、ちゃんと理解して進められますね。
小学生でも計算はできるのに、文章題になった途端に分からなくなる子もいます。RISUは文章問題が多いのでただ算数力を育てるだけではなくて、密かに国語力も高められるのではないかなと感じました。
答えを間違えるとヒントが開く
解きたい気持ちはあっても、どうにも答えに導けない時があります。そういう時には右下のヒントが開けます。これはいつでもすぐに開けるわけではなく、問題を解いて間違えた時だけというのがポイントです。
いつでも隣にいて親がみてあげられたらベストなんですが、そうはいきませんし、やはり自分で学習する力を身に付けて欲しいと思います。
ですから単純に答えを確認してしまうのではなく、ヒントを自分の判断で開いて自力で考えようとできるのは良いですね。
復習問題が出てくる
実際にタブレットをやってみて気付いたのですが、いきなり復習問題が出てくることがあるんです。学習って時間が経つごとに忘れてしまうのですが、忘れそうな頃にもう一度復習することでより記憶に定着するんですよね。
それを自動で行ってくれるのでRISUはその点でも優秀な教材だなと感じました。単純に問題を出してくれるタブレットというわけではないようです。RISUの問題は小6、中学受験まで対応していますが、中学校の内容までRISUで学習できたら良いのになぁと思いました。
先取り学習でも抵抗なく学習できる
子どもが学習している様子を見ていると、学校でまだ習っていない単元についても普通に解いていてびっくりしました。ステージの最初に解き方を説明してくれるので、それをじっくり読んだら抵抗なく学習できます。
「もし分からなかったらいつでも聞いてね」と声掛けをしていますが、今の所一人で学習できています。そして本人は「楽しい!」と言っています。
一般的な通信教育ではその月に決まった単元しか勉強ができません。それでも十分に良いとは思うのですが、せっかくやる気のある子には先取りさせたいって親はたくさんいると思います。
RISUは子どものやる気に応じてどんどん先へ行けるので、実際に学校で習った時にも理解が早く戸惑うことなく学習できるのが本当に良いなと感じました。
RISU(リス)を体験してちょっと気になったこと
RISUは回答を四角いボックスに入力していく形式です。
このボックスの長さが答えに応じて異なります。つまり答えが一桁なのか五桁なのかは、ボックスを見れば一目瞭然なんです。
うっかりボックスの長さに合わない桁数を入力しようとすると「ブー」と言われてしまうんですよね。指が滑って入力してしまうこともあるので、ちょっと不快な音だなと感じました。
そして図形の計算問題を解いていて思ったのですが、例えば四角の面積を求める場合には「たて掛けるよこ」が公式です。なのでよこ掛けるたてで答えを求めると式だけバツがつきました。こういう細かい部分までちゃんと理解しているというのは、のちのち算数が難しくなってきた時に意味があるのだろうなと思います。
RISU(リス)の基本情報
コース
- 年中後半~年長(RISUきっず)
- 1年生レベル
- 2年生レベル
- 3年生レベル
- 高学年レベル
- 受験基礎レベル
6つのコースがありますので、お子さんの年齢に合わせた学習を行うことができます。
この記事では高学年レベルでの体験談ですが、「【評判・体験談】幼児向けタブレット教材『RISU(リス)きっず』をお勧めする理由」でRISUきっずも体験しています。
料金形態
ご契約時、年額一括12ヶ月分29,760円 (月あたり2,480円)の基本料がかかります。(公式サイトより)
まず契約時に、一年分の基本料金約3万円が必要になります。
RISUの料金形態は少し複雑で、学校の学習と同じペースで学習を進める分には基本料のみで学習できますが、早いペースで学習を進める場合に追加料金がかかります。
具体的には、
1ステージ未満/月クリア(ゆっくり学習):¥0
1.2ステージ/月クリア(少し速いペース):¥980
1.7〜2ステージ未満/月(学校の1.3〜1.5倍速): ¥2,980
2.5ステージ/月クリア (学校の1.9倍速):¥5,480
3ステージ以上/月(学校の2.3倍速):¥8,980
の追加料金がかかります。
入会金や教材費はかかりません。
※料金表示は全て税別
タブレット教材は返却不要
解約してもタブレット教材は返却しなくても良いので、復習でいつもで学習できるし、下の子がいる家庭ではまた一から学習できるという利点があります。
RISU(リス)を利用する一番のメリットかもしれません。