子供に習字を習わせるメリットや習字教室を選ぶときのポイント

「小学生の習い事」についてのアンケートによると、習字は、今習っている習い事の第4位。そして、今後習わせたい習い事では第3位にランキングされるなど、なかなか人気のある習い事です。

(株式会社リクルートマーケティングパートナーズが運営している、ケイコとマナブ.net での2017年9月の調査結果)

ここでは、子どもに習字を習わせることによって得られるメリットや、習わせるタイミング、習字教室を選ぶときのポイントについて紹介します。

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子どもが習字を習うメリット

子どもに通わせる習い事は、英会話・水泳・ピアノなど、たくさんありますよね。その中でも習字を習うことで得られるメリットについて紹介します。

きれいな字が書けるようになる

これは、習字を習えばおのずと身に付くメリットですよね。

先生に、字の書き方のポイントを教えてもらい、何度も練習をする中で、字の書き方のコツがつかめていきます。

集中力、忍耐力が養われる

筆で字を書くときは、おしゃべりをしていては書けませんよね。皆、おのずと無言で練習をするようになります。

習字は、真っ白な半紙に、一気に文字を書き進める必要があります。これは、とても集中力のいる作業です。また、納得できる文字が書けるまで、何度も何度も書き直さなくてはいけませんよね。これは、とても忍耐力の行く作業です。

つまり、筆で文字を書くという作業は、自然と集中力と忍耐力が養われるのです。

正しい文字が身に付く

習字では、とめる・はねる・はらうなど、文字の要所をキチンと書く必要があります。

そのため、文字の正しい書き方を知ることができますし、書き順も教えてもらえるので、キチンと覚えられます。また、文字は何度も練習をするので、しっかりと身に付きますよ。

姿勢が美しくなる

習字をするときには正座をしますよね。

猫背になって、半紙に顔を近づけてしまうと、文字の全体を見ることができません。そのため、習字では姿勢を正し、文字の全体を見ながら書く必要があります。

最初は足がしびれたり、座り慣れない姿勢で疲れてしまうかもしれませんが、通って行くうちに慣れて、美しい姿勢が身に付くはずです。

親の負担が少ない

習字は、他の習い事と比べると月謝が安いです。だいたい5,000円が相場です。英会話や、ピアノなどは、10,000円近く取られることもありますからね。

また、習字道具は、小学校で購入するものなので、改めて買う必要がないことも魅力ですよね。

そして、英会話やピアノのように、自宅で復習や予習をする必要もありません。基本、習字は教室で学ぶだけですので、親が一緒になって見てあげるという負担がありません。

文字が美しいと、その人の印象はグンとアップしますよね。私の周りでも、文字がきれいな人はだいたい小学生時代に習字を習っています。子どものころから習字を習わせてあげれば、将来、就職活動や社会に出てからも、いろいろと役に立ちますよね。

習字を習うタイミング

習字教室に通うには、何歳くらいがベストなのでしょうか。

ここでは、いろいろな方の口コミを元に、習字を習うタイミングについてまとめました。

就学前(3~5歳)

「幼稚園で、習字の授業がありました。ですから、就学前でも習字を始めるのが早い、ということはないです。」

「上の子が通っている教室の先生は、子どもの扱いに慣れていたので、4歳の子どもを通わせています。」

就学前に通わせたい場合は、就学前の子どもを教えてくれるかどうかを確認する必要がありそうですね。教室によっては、就学前の子どもには筆を持たせずに、硬筆しかしないこともありますので、それも確認した方が良いです。

小学校低学年から

「小学校に入学してから習字教室に通いました。ひらがなを習い始めるこのころから始める方が、子どももとっつきやすいのではないでしょうか。」

「一人でトイレに行けるようになった、1年生から始めました。もっと小さい子供は、おもらしをしてしまうこともあります。」

小学校に入学すると、まずひらがなを思えますので、文字に興味が出るころかもしれませんね。また、トイレに付き添いが必要な年齢の子どもは、先生にも迷惑がかかる可能性がありますので、もう少し待ってからでも良いかもしれませんね。

小学校3年生から

「小学校3年生になると、学校で習字が始まります。漢字もいろいろと書けるようになり、文字に興味が出始めたので、この時期に始めました。」

「子どもが自分で通いたいと言うので、通わせました。」

小学校3年生になると、漢字もたくさん習いますし、学校で習字が始まるので、「自分の意思」で習字を習いたいと思う子どもも増えるのでしょうね。このころでしたら、自分一人で教室にも行けますので、親の負担もなく、楽かもしれません。

どんな習い事にも言えることですが、子どもに興味がないと、身に付きません。

就学前ですと、書いている文字が何なのかわからずに書くことになりますので、子ども自身が興味を持てない可能性があります。

また、習字のレッスンは最低でも1時間は行いますので、集中して文字を書けない場合は、他の子どもの迷惑になってしまいます。

習字は集中力と忍耐力のいる作業ですので、ある程度大きくなった時点で通わせるのがベストかもしれませんね。

習字教室を選ぶポイント

ここでは、教室選びについてのポイントをいくつか紹介します。

自宅から通いやすい場所

小学校3年生くらいになれば、1人で教室に通うことができますが、それより小さい子供ですと、親の送迎が必要になります。

送迎の負担を減らすためにも、できれば徒歩で通える範囲の教室が見つけられると良いですね。

バスや電車などに乗って通うとなると、親の送迎も面倒ですし、子どもも教室に着くまでに疲れてしまい、集中して学ぶことができなくなる可能性がありますよ。

先生の性格と相性

先生がどのような性格で、どのような指導をしているのかを知ることが重要です。

また、先生が、子どもを教えることに慣れているのか、子どもとの相性はどうか、など、親がしっかりと見極める必要があります。そして、先生の書く文字が好きかどうかも、教室選びの重要なポイントですね。

レッスンの時間

子どもの学年が上がるたびに、時間割が増えていきますので、今後通える時間帯にレッスンをしてもらえるのかどうかを確認しておくことが必要です。

せっかく習い始めても、レッスンの時間が合わなければもったいないですからね。

高学年になると、平日に通うのが無理なこともありますので、週末にレッスンをしてもらえるかどうかも確認しておくと良いですよ。

まとめ

習字に通うメリット、通い始める年齢、教室選びのポイントを紹介しました。親がいくらがんばっても、子どもが「やりたい」と思わないことには身に付くものも付きませんよね。

もし、子どもが習字に興味を持ったのであれば、これを参考にしていただけると幸いです。

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